デジタルオーディオ入門

デジタルオーディオの基本から話題のハイレゾ音源まで!

軽量コンパクトデジタルオーディオプレーヤー

「COWON(コウォン)」ブランドから、デジタルオーディオプレーヤー(DAP)「iAUDIO U7」が発売されました。


まぁ、見た感じデジタルオーディオプレイヤーというよりも、USBメモリースティックのような感じですけど、重さ17グラムでUSBコネクターも備えているらしく、本体をパソコンに接続するだけで充電やデータ転送が可能となっているようです。


もちろん音楽再生のほかにも、ボイス録音、FMラジオの受信・録音、外付けメモリーとしても使えるのだそうで、なかなか面白い商品が出てきましたね。


音楽のフォーマットには、MP3/WMA/OGGのほか、無圧縮音源のFLAC/WAVフォーマットにも対応していて、音楽だけに限らず、語学学習などで便利な「区間リピート」機能や、自動的に電源がオフになる「スリープタイマー」なども搭載されています。


さらに6種類の音楽ジャンル別に最適化された設定が用意されているだけでなく、ユーザー好みに調整もできる「イコライザー」をあるのだとか!


128×32ドットの0.91型有機ELディスプレーも搭載しており、リチウムポリマー充電池によって、約1時間の充電で最大15時間30分の再生が可能となっています。


気になるお値段のほうはというと、色がブラックの16GBモデルが7900円(税別)、Goldの32GBモデルが9800円(同)となっています。


リニアPCMレコーダーPCM-A10

ソニーから、リニアPCM 96kHz/24bitのハイレゾ音源を手軽に録音・再生できるリニアPCMレコーダー「PCM-A10」が発売されます。

特徴は、録音レベルを自動調整する「リハーサル機能」や、録音開始時点の約5秒前から録音を開始できる「プリレコーディング機能」)など、音楽録音が初めてのユーザーでも、操作しやすい機能を充実させたモデルとなっていて、ハイレゾ対応マイクユニットを内蔵した、可動式マイクの機構を最適化して搭載されています。


録音時に音源を圧縮せず、純粋な音のまま録れるリニアPCM録音形式では、原音のひとつひとつをありのままに録音することができますから期待の一品ですね。


また、Bluetooth接続したスピーカーやヘッドホンでのワイヤレス再生に対応していて嬉しい半面、対応コーデックはSBCのみとなっているのが残念ですね。


内蔵メモリーが16GB、microSDHC/microSDXCメモリーカードに対応しており、リチウムイオン充電式電池を内蔵、録音時の電池持続時間は、リニアPCM 96kHz/24bitが15時間、リニアPCM 44.1kHz/16bitが20時間、 MP3 320kbps(ステレオ)が22時間、MP3 192kbps(ステレオ)が22時間、MP3 128kbps(ステレオ)が22時間、MP3 48kbps(モノラル)が24時間となっています。


重量は約82gの軽さで、付属品としてキャリングケース、ウインドスクリーンなどがあり、市場想定価格は20,000円前後(税別)となっています。


今どき証拠品として会話の録音が流行っているようですから、結構売れるかもしれませんね!

量子化

音の大きさというのは、音の圧力で表されるのですが、それをマイクなどで拾うと電気信号に変換され、電圧の大小で表現されます。


音圧も電圧もアナログデータとなるのですが、それをデジタルデータに変換することをAD変換といって、アナログの音の大きさ、つまり電圧を16ビットの値に置き換えていくことを量子化といいます。




実際、AD変換する際の音の電圧は、使用する部品や回路構成によって異なるのですが、一般的には5Vや3.3Vという値になり、5Vのアナログ量を65536段階に細かく分けていくと、1段階は5/65536 = 0.076mV、つまり76 μVとなります。


このとき16ビットではなく業務用などで使われている24ビットの場合では、16777216段階となって、5Vのアナログ量をAD変換する場合、1段階が0.298 μVという精度になります。


  • CD音質 44.1kHz 16bit
  • DVD音質 48kHz 24bit
  • 電話通話音質 8kHz 8bit