デジタルオーディオ入門

デジタルオーディオの基本から話題のハイレゾ音源まで!

スティック型DACアンプ「KA1」Lightning版

FiiOの新製品、スティック型のUSB DAC内蔵ヘッドフォンアンプ「KA1」のLightningバージョン「KA1 LT」が発売中。


この製品は、USB Type-C端子バージョンの「KA1 TC」のLightningバージョンで、端子以外の主な仕様はUSB-Cバージョンと同じで、ESS製の統合型DACチップ「ES9281AC PRO」を搭載し、USBオーディオインターフェース、DAC、ヘッドフォンアンプまでを1パッケージ化したもので、最大384kHz/32bitまでのPCMとDSD 256のネイティブ再生に対応しつつ、低消費電力による高効率化を実現しています。


バスパワー駆動に対応し、充電不要でケーブルを接続するだけで使用が可能なうえ、USB Audio Class 2対応により、Windows、Mac、Android、iOSなどの幅広いプラットフォームにおいて、ドライバーインストールなしでPCM384kHz/32bit、DSD128(DoP)の再生に対応。FiiO Music Appなどの対応アプリや、ドライバーをインストールしたWindows PCなどではDSD256(Native)の再生が可能。
さらに金メッキを使用した高密度(HDI)多層基板による回路設計により、全長40mm、重さ約10gというコンパクトな筐体ながら、SN比は114dB、THD+Nは0.0005%、出力は45mW(32Ω時)を達成している。出力端子は3.5mmシングルエンド、推奨インピーダンスは16~300Ω。

DAWs市場は、2027年まで9.20%のCAGRで成長

世界のデジタルオーディオワークステーション(DAW)市場は2019年に約22.0億米ドルと評価され、2020年から2027年の予測期間にわたって9.20%以上の健全な成長率で成長すると予想されています。


デジタルオーディオワークステーションは、デジタルオーディオファイルの編集、録音、および再生を容易にするために基本的に作成された電子ネットワークで、技術の進歩により、これらのプロセスはかつてないほど成長し、メディアおよびエンターテインメントセクターは、さまざまなアクティブデジタルオーディオワークステーションを使用しています。


さらに、VR&ARテクノロジーの導入、デジタルおよびアナログのハイブリッドベースのオーディオの採用の増加、およびクラウドベースのオーディオワークステーションの需要が市場の成長を後押しし、主要なプレーヤーは、激しい競争の中で自らを維持するために、製品の発売、革新、M&Aなどの戦略に焦点を合わせています。


市場の成長は、機器のデジタル化の進展とクラウドベースのデジタルオーディオワークステーションの採用の増加によるもので、 2019年4月の米国品質協会のレポートによれば、メーカーの63%が、IoT製品が今後5年間で収益性を高め、2020年までに2670億米ドルをIoTに投資すると考えられています。


その結果、デジタルオーディオワークステーションの採用が増えるでしょう。サードパーティの開発者がコードを追加できるためです。ただし、無料の作曲ソフトウェアの可用性は2020年から2027年の予測期間中に市場の成長を妨げています。


世界のデジタルオーディオワークステーション(DAW)市場の地域分析は、アジア太平洋、北アメリカ、ヨーロッパ、ラテンアメリカ、その他の地域などの主要地域で検討されており、北米は、高度なテクノロジーソリューションの早期採用と、エンドユーザーベースに到達するためにベンダーが取ったイニシアチブにより、主要/重要な地域です。


また、米国とカナダでは、LinuxやAndroidオペレーティングシステムなどの高度なテクノロジーの採用が増えています。一方、アジア太平洋地域は、2020年から2027年の予測期間にわたって最高の成長率/ CAGRを示すと予想されています。

デジタルオーディオプレーヤー「DPS-L2」

えっ、今は令和だよね・・・。
時代を疑ってしまうような昭和感満載のオーディオプレイヤーが登場。



まるで初代ウォークマンなどカセット式のヘッドホンステレオを思い出させる風貌のプレイヤーですが、中身は最新のDAPとなっています。


7月16日より全世界999台限定で発売されるDPS-L2 はレトロなスタイルを追求し、当時のプレーヤーにあったメカニカルスイッチ構造、2×2 ウェイ ALPS スライディングアナログボリュームコントローラーにて操作感を再現しています。


とはいえ、内部にはフラグシップDACチップES9038PROと超低ノイズのOPA1612オペアンプチップを使用しており、プレーヤーとしては、送信規格はBluetooth 4.0、コーデックはaptXをサポート、DACはESSの「ES89038PRO」を搭載、対応サンプリングレートはPCM 384kHz/32bit、DSD256までとなるということだ。USB DAC機能にも対応し、最大192kHz/24bit、DSD128のデコードが可能(PC接続の場合、ドライバーが必要)となっています。
ヘッドホンアンプは、独立した電源回路設計が行なわれ、4.4mmのバランス出力と、3.5mmのアンバランス出力が可能となっていて、3.5mmプラグはベースモデルの思想を受け継ぎ、2系統装備、友達や恋人と同時に音楽を聴取できるという心憎い仕様となっています。
そして、さらに驚くのが、その価格239,400円。


見た目はレトロなので、5~6千円かと思いきや、デジタルオーディオらしい、しっかりとしたお値段。
年配の人が見たら、そんなに高価なものに思えず、間違って粗大ゴミなどで捨ててしまわんばかりのレトロ感は、今の若い人たちの目にはどう映るんでしょうね。