デジタルオーディオ入門

デジタルオーディオの基本から話題のハイレゾ音源まで!

ハイレゾのファイル形式

ハイレゾ音源として提供されているファイルは、主にWAV、AIFF、FLAC、ALAC、DSD(DSF)が使われていて、その中でも一般的にはFLACが多く使われています。

FLAC

「フラック」と読み、Free Lossless Audio Codecの略。
可逆圧縮方式(ロスレス)が用いられていて、圧縮による音質の劣化はなく、拡張子として「.flac」「.flc」が使われている。
サンプリング周波数8kHz~192kHz、量子化ビット数8bit~24bitの範囲で圧縮することができる。
PCM形式でハイレゾ音源としては、192kHz/24bitのFLACがほぼ最高レベルの音質で、オープンソースとして開発提供されていることが特徴で、ソフトウェアの構造や内容を示すソースコードが一般にも公開されています。


WAV

世界標準として利用されている非圧縮のファイル形式で、ハイレゾとして提供されている場合、96kHz/24bit、192kHz/24bitなどがあります。


数値が大きいほど高音質となりますが、1曲あたりのファイルの容量がドンドン大きくなっていきます。


DSD(DSF)

Direct Stream Digitalの略で、バルス密度変調(PDM)を用いたデジタル化の方式。
ソニーとフィリップスで策定されたスーパーオーディオCDで採用された技術で、リニアPCMとは異なる方式となっていて、サンプリング周波数が2.8MHz、5.6MHz/11.2MHz、量子化ビット数1bitなどファイルサイズが大きくなる。