デジタルオーディオ入門

デジタルオーディオの基本から話題のハイレゾ音源まで!

量子化

音の大きさというのは、音の圧力で表されるのですが、それをマイクなどで拾うと電気信号に変換され、電圧の大小で表現されます。


音圧も電圧もアナログデータとなるのですが、それをデジタルデータに変換することをAD変換といって、アナログの音の大きさ、つまり電圧を16ビットの値に置き換えていくことを量子化といいます。




実際、AD変換する際の音の電圧は、使用する部品や回路構成によって異なるのですが、一般的には5Vや3.3Vという値になり、5Vのアナログ量を65536段階に細かく分けていくと、1段階は5/65536 = 0.076mV、つまり76 μVとなります。


このとき16ビットではなく業務用などで使われている24ビットの場合では、16777216段階となって、5Vのアナログ量をAD変換する場合、1段階が0.298 μVという精度になります。


  • CD音質 44.1kHz 16bit
  • DVD音質 48kHz 24bit
  • 電話通話音質 8kHz 8bit